私は現在35歳でWebコーダーとして2年目に突入しました。
元々Web制作に関しましては、素人でしたが、2021年の1月から勉強を始め、4月に初案件獲得。
6月より現在の職場でコーダーとしてWeb制作の現場で働き始めました。
ほぼ素人の私がどうやって案件を獲得し、就職を果たしかその流れを記載していきますので、ぜひご参考にして下さい。
はじめに
スクールは必要か?
まず、こういった時に考えが浮かぶのがオンラインスクールの存在です。
ネットで検索すると大量のオンラインスクールが表示されると思います。
値段やカリキュラムも多岐にわたっており、だいたい数万円~数十万円くらいではないでしょうか?
まず初めに私の考えを言いますと、絶対に必要なものではないと思います。
私のように独学で勉強されてる方も多くいます。
ですが、お金に余裕があるのなら検討して良いと思います。
スクールの利点
スクールによっては、サポート状況は様々ですが、以下のような利点があると思います。
- その道のプロが作成したカリキュラムで、効率よく最短で学習ができる
- メンターに質問でき、またコードのレビューなどもしてくれる。
- 副業や転職のサポートをしてくれるスクールも
- スクール受講生同士で仲間ができる
- 卒業制作がそのままポートフォリオとして使える
などなど それなりのお金を払うだけあり、入学するメリットは大きいです。
そもそも高いだけで通う意味がなかったら、誰も受講しませんよね(笑)
気になるなら体験入学や話を聞いてみる
体験入学は無料で参加できますので、気になるのならば、体験入学や無料相談など実際に試してみて決めましょう。
私も実際に体験入学しましたが、無料で参加でき、その後に勧誘などもなかったので気軽に体験してみましょう。
入学するならしっかりとしたスクールを選ぶ
スクールはまさに様々ありますが、決して安くはない金額を払いますので、しっかりとしたスクールを選びましょう。
安いスクールはクラウドワークスでメンター募集などしてますので、スクールで検索した際に上位に表示されるテックアカデミーのような大手に入学するのが安心だと思います。
職業訓練校という選択
これは、副業ではなく、転職を考えてる人にはお勧めです。
なぜなら、スクールのように勉強をさせてもらいながら、お金まで貰え、さらに就職もサポートしてくれるという至れり尽くせりだからです。
数か月毎日、学生のように通って勉強するという大変さはありますが、転職を考えてるのならば選択肢の一つになりえると思います。
私も通いたかったのですが、私の住んでる町から電車で1時間30分の場所でしかやってなかったので泣く泣く断念しました。
興味のある方はぜひ、近隣のハローワークなどをチェックしてみてください。
ハロワ以外にも認可を受けた、職業斡旋の会社みたいなのも訓練校やってますので、そういうとこも見るといいかもしれません。
1.Twitter などのSNSを開始する
自分はスクールも、職業訓練校も入らない!! 自分で頑張るんだという方。
前置きが長くなりましたが、ここから独学で頑張る方向けに、どうやって案件を獲得するかを記載していきます。
まず最初にSNSです。
絶対ではありませんが、まずはSNSを開始すると良いです。
理由は下記の通りです。
・学習内容をツイートすることで、やらないといけなという気持ちになる。
・同じ学習している方がたくさんいるので、モチベーションアップになる。
・有益な情報が多く手に入る。
Web制作に役立つ情報や、時には仕事の募集などされてる方もいらっしゃいます。
ぜひSNSにも登録して仲間を探してみましょう
SNS登録する際の注意事項
SNSをやる際に注意した方がいいことがあります。
Web制作始めました!!
などといってSNSを始めるとまず、ダイレクトメールが良く届きます。
内容は、様々ですが、
「私も始めました」とか「サポートさせてください」などといった感じですが、そのままやりとりを続けると、高確率でスカイプなどで話しませんか? といってきます。
これはほぼ、営業の電話です。
私もこれまで6人くらいと方と電話しました。
ものすごく人当たりが良くて話しやすい人ばかりですが、最終的にスクールを進めてきます。
これまで仲良く話してたので、ものすごおおおおく断りづらいです。
そのまま流されてスクールに入らないよう注意しましょう。
(入るならちゃんと自分で調べて納得したところに入りましょう。)
2.progate(プロゲート) を始める。
私が始めたのはprogateです。
これはほとんどの方がそうじゃないでしょうか?
■progate(プロゲート)
https://prog-8.com/
プロゲートはプログラム初心者用学習サイトです。
豊富なコースから学習したいコースを選んで学習を進めていきます。
プロゲートの良いところは、ただテキストを読んで学習するだけではなく、
実際に手を動かし、コーディングをしながら学習していけることです。
また、ブラウザ上でコーディングできるので、面倒な開発環境を整える必要もありません。
ただ、無料では途中までしか、学習できません。
月/1,078円の有料会員に入りましょう。
ただ、月1,078円といっても、1か月で終わらせてしまえば、1078円しかかかりませんので、初期費用として払いましょう。
1か月で十分学習できるはずです。
集中して学習して、忘れないように有料会員を解約しましょう。
基本的な流れ
プロゲートの基本的な流れを説明します。
1.コースを選択すると下記のように、項目ごとに分かれているので、学習したい項目を選ぶ。
2.スライドで分かりやすい解説を見る。
3.実際にスライドの内容をコーディングする。
4.章の最後にチャレンジ問題という腕試し問題に挑戦する。
これを繰り返して学習を進めていきます。
progateのどのコースをやればいいの?
さて、ではWeb制作を始めるにあたってどのコースをやればいいのか?
ですが、下記のコースをやりましょう!
■Web開発コース
- HTML & CSS 初級編~上級編 + Flexbox編 (目安3日~1週間)
- Javascript 1~2の配列まで (目安1日~2日)
- jQuery 初級編 ~ 上級編 (目安2日~3日)
以上になります。
こちらを一通りやればWeb制作に必要な知識は手に入ります。
HTML & CSSコース
HTML&CSSコースは全て一通り学習しましょう。
ただ、コースの内容を全部覚える必要はありません。
コーディング中に分からないところや忘れたところが出てきたら、また戻ってスライドを見れば良いです。
Javascript
繰り返しやif、配列など基本的なことが分かれば大丈夫です。
また、ゼロから書けなくても基本コピペで作るのでJavascriptはそこまで深く学ぶ必要はありません。
jQuery
jQueryはjavaScriptを簡単に記述できるようにしてくれる、Web制作に必須のライブラリです。
オワコンと言われることもありますが、まだまだ現役でガンガン使われてます。
チャレンジ問題はどうするの?
レッスンの合間にあるチャレンジ問題ですが、これは正直難しいです。
これまでに学んだことの復習ということで、基本はノーヒントで自らコーディングしないといけません。
恐らくこれをすんなりできる人はいないと思います。
私もチャレンジ問題は全然分かりませんでした。
ただ、私はチャレンジ問題についてはやる必要はないと思います。
私もほぼやっておりません。
時間がかかりますし、それならばサッサとコーディングをやったほうがいいからです。
模写をやってく中で分からないことは何度も出てきます。
そのたびに自分で調べて解決していった方が頭に入るし、手を動かしてコーディングしないと知識はあっても全然上達しません。
プロゲートはササッと終わらせて、次へ移りましょう。
3.複数コーディングして力をつける
progateを一通り学習し終えたら、コーディングを始めましょう。
htmlはインプットよりアウトプットです。
頭で色々覚えるより実際にコーディングして勉強した方が何倍も速く習得できます。
絶対に分からないことだらけですが、そのたびprogateのスライドを見たり、ネットで調べたりで進めていきましょう。
模写をしてコーディング力をつける
実際に存在するサイトを模写(現在存在してるサイトを真似してコーディング)します。
おすすめの模写サイトなど、難易度別に教えてくれるているサイトなどたくさんありますので、それを参考に進めます。
模写のいいところは、コーディングが終わった後に、実際のサイトを見て答え合わせができることです。
自分のと見比べてみると新たな発見があるはずです。
それを次回のコーディングに活かしましょう。
https://code-step.com/coding-recommend/
XDカンプからのコーディングを行う
模写を複数こなしたら、XDカンプ(デザイン)からのコーディングを行いましょう。
実際のコーディングでは、デザイナーから渡されたXDやFigma、illustratorなどで作成したデザインを元にコーディングを行います。
デザインからの数字の拾い方や画像の書き出し方法などを学びましょう。
ネットを探せば、コーディング用にカンプを用意してくださる方もいらっしゃいます。
https://code-step.com/xd-public/
どれくらいコーディングすればいいか
さて、どれくらいコーディングすればいいかですが、私の場合は模写1、カンプ2くらい作って、それからポートフォリオを作成し始めました。
最初のうちは案件応募してもとれませんし、案件獲得に向けて早めに動いておきましょう。
案件獲得活動しながら、コーディングの練習も進める形です。
JSはどれくらいやればいいか?
JSはWebサイトで使われる基本的な機能が作れるようになっておけば安心です。
- ハンバーガーメニュー
- スライドメニュー
- タブ切り替え
- スライドショー
- 追従ヘッダー
これが出来れば通常のWebサイトでは大丈夫です。
4.ポートフォリオ作成
ある程度コーディングの力をつけたら、ポートフォリオを作成します。
ポートフォリオは自らの作品や、実績を見せるサイトで、Web制作の案件を獲得するのに必須です。
現時点では掲載する実績はありませんので、模写などのコーディング実績を掲載します。
ただ、いきなり自分のサイトを作成しろと言われても難しいと思いますので、ネットに転がっている無料テンプレートなどを利用するのが良いと思います。
ただ、テンプレート丸出しだとアピールできるところがありませんので、テンプレートを元に特色を加えるとよいです。
私の場合は、自らの写真をクリックすると、セリフが出るという謎のサイトになってました。
また、ポートフォリオを作成するにはレンタルサーバーが必要になります。
レンタルサーバーは下記の2社が有名です。
どうしても出費は発生してしまいますが、ポートフォリオは必要ですので、ここは投資と思い工面しましょう。
5.案件獲得へ動き出そう
ポートフォリオが出来ると、いよいよ案件獲得へ動きましょう。
案件の獲得は大きく分けて2つになると思います。
・クラウドワークスのような副業サイトで、単発の案件を受注するか
・Web制作会社さんから仕事を請け負いで仕事を得るか
それぞれ記事をまとめてますので、こちらをご参考ください。
6.ひとつ上のコーダーへ
案件獲得を初めてもなかなか最初はうまくいきません。
最初の一つの案件を獲得するのはそれだけ難しいのです。
案件を獲得できる可能性をあげるため、デザイン道理にコーディングできるようになったら、さらに技術を向上させましょう。
CSS設計を学ぶ
htmlは、デザイン通りにコーディングできるのがスタートラインといっても過言ではありません。
他のプログラム言語より簡単ですが、その分しっかりと考えてコーディングしないと後々、大変なことになるのが、htmlとCSSです。
それを解消するのがCSS設計という考え方です。
CSS設計の手法は様々ありますが、「BEM」が基本で多くの場で使われているので、BEMだけ覚えておけば大丈夫です。
sassを学ぶ
sassはcssの拡張言語です。
関数や変数など便利な書き方が出来、コーディング速度の向上につながります。
また、案件によってはsassが使えるかどうか聞かれますので、sassについても習得しましょう。
WordPressを学ぶ
ここまで学習できたら、もう立派にコーダーと名乗っても良いと思います。
コーディングは出来るけど、ワードプレスは出来ないという方も結構います。
その分案件の競争度は下がりますので、ワードプレスを勉強して、ワードプレス案件にも応募してみましょう。
ちなみにワードプレスは書籍での勉強がおすすめです。
私は全て書籍で勉強しました。
おすすめは書籍は下記をご覧ください。
まとめ
以上 未経験からのWeb制作ロードマップでした。
Web制作に近道はありますが、結局自分がどれだけ勉強したかにかかっています。
案件応募と技術向上の勉強を繰り返し行いましょう。
一つめの案件を獲得するのは難しいですが、諦めなければチャンスはやってきます。
一つ獲得すると後はとんとんと行けるはずです。
頑張りましょう!!